薬を使っても強く苦しい場合
強い息苦しさが続く、話せないほど苦しい、意識がおかしい場合は119番へ連絡してください。指示された発作薬を使っても改善しないときも、速やかな受診が必要です。普段から、どの薬を何回使い、どこへ連絡するかを医師と書面で決めておきます。
概要
気管支喘息は、気道の炎症を背景に、せき、ゼーゼー・ヒューヒューという音、胸の苦しさ、息苦しさが繰り返し起こる病気です。夜間・早朝や特定の刺激で症状が出ることがあります。大人になって初めて発症することもあります。
症状がない時期にも気道の炎症が続くことがあり、発作時だけの対応と普段の炎症を抑える治療を分けて考えます。治療で症状のない生活を保つことを目指します。
原因
発症には体質と環境など複数の要因が関係します。ダニ・動物などのアレルゲンに関係する型と、そうでない型があり、成人の大半が非アレルギー型と決めつけることはできません。感染、たばこの煙、冷気、強いにおい、運動などが悪化のきっかけになることがあります。刺激の回避だけで治療が不要になるわけではありません。
治療法
普段の治療は吸入ステロイドで炎症を抑えることが中心です。必要に応じて他の吸入薬などを組み合わせ、症状・発作の経験・検査結果を見ながら調整します。重症で治療が難しい場合には、病型に応じた専門的な薬を検討することもあります。
発作時には、医師から指示された救急用の薬と対応プランに従います。すべての吸入器を同じ使い方にせず、定期使用と症状時使用の指示を確認してください。症状が消えても自己判断で長期管理薬を中止しません。
検査と症状の記録を合わせる
呼吸機能検査、必要に応じた呼気一酸化窒素(FeNO)・アレルギー検査などを、症状の経過と合わせて評価します。夜間のせき、運動時の症状、発作薬を使った日と回数、学校・仕事や睡眠への影響を記録してください。症状が増えるときは、予定の受診まで我慢せず相談します。
吸入器を持参して使い方を点検
器具によって吸い込み方が異なります。実物を持参し、医師・看護師・薬剤師に使い方を見てもらいましょう。吸入後のうがい、器具の手入れ、飲み忘れ・吸い忘れ、副作用で使いにくい場合の対応も確認します。