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カルチノイド症候群

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概要

カルチノイド症候群は、神経内分泌腫瘍が分泌するセロトニンなどの物質が全身に作用し、顔や首のほてり・赤み、繰り返す下痢、腹痛、喘鳴などを起こす状態です。長く続くと心臓の弁に影響することもあります。ほてりや下痢だけで診断はできませんが、両方が繰り返される、息苦しさやむくみが加わる場合は医療機関に相談してください。

原因

消化管の神経内分泌腫瘍が作る物質は通常、肝臓で分解されます。肝臓に腫瘍が広がるなどして分解を上回ると症候群が起こりやすくなります。ただし肺などの腫瘍では、肝転移がなくても全身に物質が届くことがあり、肝転移は必須条件ではありません。医師は症状に加え、尿中5-HIAAなどの検査や画像検査で原因腫瘍と広がりを調べます。

治療法

腫瘍の位置と広がり、症状に応じて専門チームが治療を決めます。切除できる場合は手術を検討し、ほてりや下痢にはソマトスタチンアナログなどで物質の分泌を抑える治療を行います。肝転移がある場合も一律に治療不能とせず、腫瘍と症状の双方に対する選択肢を検討します。心臓弁への影響や脱水などの合併症も確認し、手術や麻酔の前にはカルチノイド症候群があることを医療チームに伝えてください。

ほてりと下痢が繰り返される場合は相談

息苦しさ、むくみ、動悸が加わる場合も含め、症状の頻度を記録して伝えます。

ホルモン代謝物と腫瘍の位置を調べる

医師が尿中5-HIAAなどの検査と画像検査を組み合わせます。

肝転移は必須条件ではない

消化管腫瘍では肝転移後に起こりやすい一方、肺などの腫瘍では例外があります。

腫瘍と症状の両方を治療する

手術の可否を検討し、ほてり・下痢にはソマトスタチンアナログなどを使う場合があります。

参考資料

  1. Gastrointestinal Neuroendocrine Tumors Treatment (Patient Version)National Cancer Institute
  2. Gastrointestinal Neuroendocrine Tumors Treatment (Health Professional Version)National Cancer Institute
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