概要
バージャー病(閉塞性血栓血管炎)は、手足の末端に近い動脈が炎症と血栓で詰まり、血流が不足する病気です。指先の冷え・色の変化・しびれ、歩くと足が痛む症状から、安静にしていても痛む、傷や潰瘍が治らない症状まであります。若い喫煙者に多いものの、年齢や性別だけで判断できません。安静時の痛みや指先の傷、黒ずみがあれば早めに血管を診る医療機関に相談してください。
原因
発症の詳しい仕組みは確定していませんが、喫煙との結び付きが非常に強く、受動喫煙も避ける必要があります。手足の血流が足りない症状は動脈硬化などでも起こるため、診察で脈や皮膚の状態をみて、足関節上腕血圧比などの血流検査と画像検査で閉塞部位を調べ、他の病気と区別します。
治療法
治療で最も重要なのは完全な禁煙で、喫煙を続けたまま薬だけで十分な効果を期待することはできません。手足を保温・保護し、靴擦れなどの小さな傷を防ぎます。症状に応じて抗血小板薬などの薬や運動療法を使い、安静時の痛みや潰瘍がある重症例では血行再建などを検討します。末端の血管が広く傷んでいると手術が難しいこともあり、治療後も禁煙と傷の観察を続けます。
受動喫煙を含め完全禁煙を続ける
喫煙は悪化・再発につながります。禁煙を治療の中心として医療者に支援を相談します。
指先の痛み・傷を早めに相談
安静時も痛む、傷が治らない、黒ずむといった変化は重い血流不足の手がかりです。