概要
坐骨神経痛は、お尻から太もも、ふくらはぎ、足にかけて広がる痛みやしびれを指す症状名です。多くは片脚に出ますが、痛み方や範囲は人によって異なります。脚の力が入りにくい場合もあります。両脚のしびれや脱力が強くなる、股の周りの感覚が鈍い、尿や便が出にくい・漏れる場合は救急受診してください。
原因
腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、すべり症などで神経が刺激されると起こります。『ぎっくり腰が慢性化すれば必ず坐骨神経痛になる』わけではありません。医師は痛みの範囲、脚の感覚と力、歩行、排尿の変化を確認し、必要に応じて画像検査などで原因を調べます。腰以外の病気が原因のこともあります。
治療法
原因と重症度に応じて、可能な範囲で日常の活動を保ち、運動・リハビリテーションや痛みの管理を行います。鎮痛薬や筋弛緩薬を全員に決まった順序で使うわけではありません。症状が悪化する、生活に支障が続く場合は再評価を受け、原因に応じて注射や手術を検討することもあります。急な神経症状や排尿・排便の異常は、通常の再診を待たずに受診してください。
排尿・排便や両脚の変化
両脚の強い脱力・しびれ、股周りの感覚低下、尿や便の異常は救急受診してください。
痛みの原因を診察で確かめる
痛みが走る範囲、脚の力や感覚、歩ける距離を伝え、原因を確認してください。
長く寝たままにしない
痛みの許す範囲で活動を続け、動き方や運動を医療者と相談してください。
改善しない・悪化する場合
数週間続く、悪化する、日常生活に支障がある場合は再評価を受けてください。