概要
アキレス腱断裂は、ふくらはぎの筋肉と踵をつなぐ腱が切れるけがです。走る・跳ぶ・急に踏み出す動作のとき、後ろから蹴られたような感覚や破裂音があり、かかとの上が痛んでつま先立ちが難しくなります。断裂していても歩ける場合があるため、歩けることだけで否定できません。疑わしいときは運動をやめ、足首に負担をかけず早めに整形外科を受診してください。
原因
急な蹴り出しや着地などで腱に強い力がかかると断裂します。以前から腱に痛みがあった人でも起こります。医師は受傷時の状況、腱のへこみ、ふくらはぎを絞ったときの足の動きなどを診察し、必要なら超音波やMRIで損傷部位と程度を調べます。骨折など別のけががないかも確認します。
治療法
固定用ブーツなどを使う保存療法と、切れた腱を縫い合わせる手術があります。完全断裂でも保存療法を選べる場合があり、活動目標、断裂の位置、再断裂の危険や手術の合併症を踏まえて相談します。どちらも段階的な荷重とリハビリテーションが重要です。『2か月で通常どおり歩ける』など一律の目安で運動を再開せず、診察で腱の回復と筋力を確認してください。
歩けても断裂を否定しない
突然後ろから蹴られたような感覚とつま先立ちの困難があれば、歩けても受診します。
復帰は日数ではなく回復で判断
固定方法と荷重・リハビリの段階を確認し、痛みだけを目安にスポーツへ戻らないでください。