概要
疲労骨折は、同じ骨に繰り返し負荷がかかり、修復が追いつかず小さな傷から骨折へ進む状態です。すねや足の甲などで運動時の限られた場所に痛みが出て、進むと歩行中や安静時にも痛むことがあります。練習を続けると骨折が広がる可能性があります。運動を休んでも同じ場所が繰り返し痛む、体重をかけると強く痛む場合は整形外科で確認してください。
原因
急な練習量の増加、休養や食事から得るエネルギーの不足、骨密度の低下などで起こりやすくなります。スポーツをしていない人でも骨が弱い場合には生じます。診察では痛む場所と運動歴を確かめ、X線検査を行います。初期のX線写真には変化が出ないこともあるため、疑いが続く場合はMRIなどで骨の傷みを調べます。
治療法
痛みを起こす走行や跳躍などの負荷を減らし、骨が回復する時間を確保します。場所や重さによっては装具、松葉杖、固定、まれに手術が必要です。食事、休養、トレーニング量、骨密度など再発につながる要因も見直します。痛みが短期間で消えても骨が治ったとは限りません。医師に復帰の可否を確認し、負荷を少しずつ増やしてください。
初期のX線が正常でも否定できない
局所痛が続く場合は診察を受け、必要に応じてMRIなどで評価します。
痛みが消えても急に練習量を戻さない
骨の回復と栄養・休養を確認してから段階的に負荷を上げます。