概要
二次性高血圧症は、病気や薬など、血圧を上げる原因が特定できる高血圧です。原因を調べて治療すると、血圧や臓器への影響を改善できる可能性があります。若い人だけの病気ではなく、必ず急に発症するものでもありません。治療しても下がりにくい場合や、以前は安定していた血圧が高くなった場合などに、原因の再評価が大切です。
原因
腎臓の病気や腎動脈の狭窄、原発性アルドステロン症などのホルモンの病気、睡眠時無呼吸症候群などが原因になります。ステロイド、一部の鎮痛薬、甘草を含む漢方薬など、薬の影響によることもあります。サプリメントや市販薬も含めて使用状況を確認します。
治療法
原因に応じて薬物治療や手術などを選び、血圧を管理する治療も行います。原因の病気に手術や血管の治療が必要かは、病型や状態によって異なります。原因を治療すれば全員が降圧薬をやめられるわけではありません。治療後も血圧・腎機能・電解質などを確認し、医師が薬を調整します。
血圧の推移と、薬・サプリメントを伝える
いつから高いか、急に上がったか、薬を何種類使っているか、飲み忘れがあるかを整理します。いびき・日中の眠気、動悸・発汗などの症状や、以前の検査異常も伝えてください。低カリウムがなくても原発性アルドステロン症は否定できません。症状だけで原因の病気を自己診断しないことが大切です。
疑う原因に合わせて検査を選ぶ
血圧記録と診察に加え、血液・尿で腎機能、電解質、ホルモンなどを調べます。疑う病気に応じて超音波、CT・MRI、睡眠中の検査などを選び、必要なら専門の診療科へ紹介されます。全員に同じ検査を一度に行うものではありません。検査の目的と次の受診予定を医師に確認してください。
胸痛・息苦しさ・意識の異常は救急相談
強い胸の痛み、急な呼吸困難、意識がおかしい、突然うまく話せない・片側の手足に力が入らないなどの場合は119番へ連絡します。「血圧が高いせい」と決めつけて家庭で薬を追加せず、緊急の評価を受けてください。
原因の治療後も、血圧記録を続ける
手術や薬の変更後も、家庭血圧と体調の経過を医療機関に伝えます。血圧が改善しても、降圧薬の中止・減量は医師と決めます。診察室と家庭で目標が異なることにも注意し、今の目標と次の検査・診察の時期を確認してください。