概要
右胸心は、心臓の先端が胸の右側を向く生まれつきの配置です。心臓やほかの臓器が鏡写しに配置される内臓逆位を伴う場合と、心臓だけが右側にある場合などがあります。心臓の構造に異常がなければ症状のない人もいますが、先天性心疾患を伴うと呼吸が苦しい、顔色が青い、哺乳しにくいなどの症状がみられることがあります。
原因
胎児期に心臓や臓器の左右の配置が決まる過程の違いによって起こります。右胸心だけでは心臓の働きやほかの臓器の配置は分かりません。胸部画像、心電図、心臓超音波などで心臓の位置と構造を確認し、必要に応じてほかの臓器の配置も調べます。
治療法
心臓の位置そのものを治療する必要は通常ありません。ただし、先天性心疾患やほかの合併症がないことを評価してから対応を決めます。合併症があればその病気に応じた治療が必要です。右胸心と診断されたことは、心電図や画像検査、急な病気の診療を受けるときに医療者へ伝えてください。子どもに息切れ、チアノーゼ、哺乳不良がある場合は早めに受診します。
心臓の構造も確認する
右胸心を見つけたら、心エコーなどで合併する病気の有無を医師と確認します。
検査時に右胸心を伝える
心電図や画像検査を受ける際は、心臓が右にあることを医療者に伝えます。