片側・悪化・2歳以降は相談
左右差が大きい、悪化する、痛みや歩行障害がある、2歳を過ぎてもO脚が明らかな場合は受診してください。
概要
子どものO脚は、くるぶしをそろえて立ったときに左右の膝が離れて見える状態です。乳幼児には自然なO脚が多く、歩き始めてから徐々に変化します。2~6歳ごろにはX脚気味となり、7歳ごろに大人の脚の形へ近づきます。自然な変化では左右がほぼ対称で、痛みや歩行の支障はありません。片側だけ強い、悪化している、痛む、歩きにくい、2歳を過ぎても明らかなO脚が続く場合は小児整形外科に相談してください。
原因
多くは成長に伴う生理的な変化です。一方、Blount病、くる病、骨系統疾患、けがの後の変形などが原因になる場合があります。医師は年齢、左右差、歩き方、身長や栄養・日光を浴びる機会などを確認し、必要に応じてX線などで調べます。膝の間に入る指の本数は変化を記録する参考になりますが、それだけで病気や治療の必要性は決められません。
治療法
生理的なO脚は多くが自然に改善し、通常は治療を要しません。病的なO脚なら原因と変形の程度に応じた治療を検討します。たとえばくる病なら原因の評価と治療、変形が強い場合は装具や手術を専門医が判断します。家庭で無理に脚をまっすぐに矯正しようとせず、年齢に合わない変形や左右差が続く場合は受診してください。
年齢による脚形の変化
乳幼児の対称的で痛みのないO脚は自然な発育の一部で、成長とともに形が変化します。
指の本数だけで治療を決めない
膝の間の距離は経過記録の参考ですが、年齢、歩き方、左右差、X線所見などで総合判断します。
病的な原因に合わせて治療
Blount病やくる病などが疑われる場合、原因を確認してから治療方法を検討します。