概要
広汎性発達障害(PDD)は、自閉症やアスペルガー症候群などを含めて使われてきた名称です。現在は自閉スペクトラム症(ASD)という名称が広く使われています。
対人コミュニケーション、興味や行動のパターン、感覚の敏感さなどに特徴があり、現れ方や必要な支援は人それぞれです。知的能力や言葉の発達だけで困難の程度は判断できません。
原因
脳機能の発達に関係する特性です。保護者の育て方が原因というわけではありません。本人の特性と生活環境の両方を理解して支援を考えます。
治療法
本人が理解しやすい伝え方や予定の示し方、感覚への配慮など、環境と支援を整えます。幼児期の療育だけでなく、学校や成人期の生活・就労の支援も重要です。睡眠などの困りごとに薬を用いることはありますが、個別に医師と相談します。
困りごとから支援を考える
診断名や知的能力だけで支援の必要性は決まりません。対人関係、感覚、予定変更など、どの場面で困るかを整理して専門家に相談してください。育て方や本人のわがままと決めつけないことが大切です。
伝え方や環境を一緒に調整
手順を番号で示す、予定表で見通しを伝える、混乱したときに落ち着ける場所を確保するなどの工夫があります。すべてを一律に使うのではなく、本人が理解しやすい方法と必要な支援を一緒に選びます。
学校や成人期の相談もできます
支援は幼児期だけで終わるものではありません。生活・就労などの困りごとは、地域の発達障害者支援センターなどで相談できます。窓口の対象や提供する支援は地域ごとに異なるため、初めて利用する際は問い合わせてください。