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注意欠如・多動症(ADHD)

最終改定日:

概要

ADHDは、不注意や多動性・衝動性の特性によって、学校、家庭、職場などの生活に困難が生じる神経発達症です。以前は注意欠陥多動性障害とも呼ばれていました。子どもだけでなく、大人でも段取りや時間管理などに困りごとが続く場合があります。

原因

脳機能の発達に関係するもので、本人の努力不足や保護者のしつけだけで説明できるものではありません。生活の様子や発達の経過を含めて専門家が評価します。

治療法

集中しやすい環境、分かりやすい指示などを整え、必要に応じて行動面の支援や薬物療法を組み合わせます。薬の種類・量・服用時刻は一律ではありません。効果と副作用を確認しながら医師と調整します。

複数の場面での困りごとを整理

家庭・学校・職場などで、どんな不注意や衝動性が生活に影響しているかを具体的に伝えてください。子どもの頃からの経過や、不安・気分の落ち込みなども評価に関わります。一つの行動だけでADHDと決めることはできません。

作業量と環境を調整する

課題を小さく分ける、休憩のタイミングを決める、やることをリストにするなど、取り組みやすい形を試します。指示は簡潔にし、必要な情報を見える形で示す方法もあります。努力を強く求めるだけで解決しようとしないことが大切です。

薬と生活上の支援を併せる

薬は症状を緩和する選択肢ですが、環境調整や行動面の支援も重要です。何が改善したか、副作用や生活への負担がないかを医師と確認します。家族への支援や、成人期の生活・就労の相談も利用できます。

参考資料

  1. 発達障害(神経発達症)国立精神・神経医療研究センター こころの情報サイト
  2. 親に伝える(育て方に関する誤解と支援)国立障害者リハビリテーションセンター 発達障害情報・支援センター
  3. 発達障がいの基礎理解(DSM-5の名称に関する説明)国立障害者リハビリテーションセンター
  4. 支援方法の学習国立障害者リハビリテーションセンター 発達障害情報・支援センター
  5. 発達障害者支援センター・一覧国立障害者リハビリテーションセンター
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