概要
SARS(重症急性呼吸器症候群)はSARS-CoV-1というコロナウイルスによる呼吸器感染症です。2002~03年に大きく流行し、発熱、咳、息切れ、肺炎を起こしました。COVID-19の原因であるSARS-CoV-2とは別のウイルスです。2004年以降、継続的な人から人への伝播は確認されていません。
原因
感染者の呼吸器分泌物との近い接触などで広がりました。2003年の流行後には、散発例や実験室関連の感染がありました。現在の咳・発熱をSARSと自己判断せず、流行している別の呼吸器感染症も含めて医療機関が評価します。
治療法
当時の患者には隔離・感染対策と酸素投与などの支持療法が行われました。SARS-CoV-1に対する一般向けの自己治療法はありません。新たな疑い例が生じた時は公衆衛生機関の指示に従い、受診先に接触歴を事前に伝えることが重要です。COVID-19のワクチンや治療をそのままSARSの対策として説明しません。
COVID-19とは原因ウイルスが違う
SARS-CoV-1とSARS-CoV-2は別のウイルスです。
2009年の状況説明を更新
大規模流行は2002~03年で、その後の散発例と区別して記載します。