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口角炎

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概要

口角炎は、口の両端の皮膚が赤くなり、ふやけやひび割れ、かさぶた、痛みが出る状態です。口を開けると裂けて痛むことがあります。唾液が口角にたまりやすい状態、合わない義歯、カンジダや細菌の感染など、いくつかの要因が重なって起こります。口角が切れたからといって、すべてがビタミンB2不足とは限りません。

原因

歯の摩耗や義歯のかみ合わせで口角にしわができ、唾液がたまって皮膚がふやけると炎症が起こりやすくなります。カンジダや黄色ブドウ球菌が関わる場合もあり、鉄やビタミンB群の不足が背景にある人もいます。診察では義歯、唾液による湿り、病変の形、再発の有無を確認し、必要に応じて感染や栄養状態を調べます。

治療法

口角をなめ続けず、刺激を避け、ワセリンなどで保護します。原因に応じて義歯や歯の状態を調整し、真菌が関与すれば抗真菌薬、細菌なら抗菌薬、欠乏が確認されれば不足した栄養素の補充を検討します。すべての口角炎にステロイド軟膏やビタミン剤を使うわけではありません。治りにくい、繰り返す、片側だけに硬いしこりや潰瘍がある場合は歯科・皮膚科などで別の病変も確認してください。

治らない・繰り返す場合は原因を確認

数日で悪化する、何度も繰り返す、口角以外にも症状があるときは歯科または皮膚科へ相談してください。義歯の不適合や感染、鉄・ビタミン不足など、原因によって治療が変わります。

片側の硬い病変や潰瘍は診察へ

片側だけの硬いしこり、厚くなる病変、治らない潰瘍は通常の口角炎と決めつけず、歯科口腔外科や皮膚科で確認してください。口唇にはほかの病気も生じます。

口角を保護し、唾液の刺激を減らす

口角をなめたり強くこすったりせず、ワセリンなどで保護します。義歯が合わず口角に唾液がたまる場合は、歯科で義歯やかみ合わせを相談します。

薬や栄養補充は原因別に

カンジダが関与するときは抗真菌薬、細菌が関与するときは抗菌薬を医師が選びます。鉄・ビタミンB群の補充は不足がある場合に検討し、自己判断のステロイド常用は避けます。

参考資料

  1. 口唇の潰瘍および炎症(2024年4月更新)MSDマニュアル プロフェッショナル版
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