歯肉のしこりは診断を受ける
硬さ、急な増大、持続する出血や歯の動きがある時は歯科・口腔外科へ。
概要
エプーリスは歯肉にできる限局したしこりの呼び名で、ひとつの病理診断名ではありません。歯と歯の間や歯肉の縁にでき、赤い、出血しやすい、痛みがないなど見え方はさまざまです。すべてが若い女性に起こるわけでも、放置すれば必ず歯が抜けるわけでもありません。急に大きくなる、出血が続く、硬い、歯が動く場合は歯科・口腔外科で調べてください。
原因
歯垢・歯石、合わない修復物などの慢性刺激による反応性病変が含まれます。妊娠中はホルモン変化で歯肉の炎症やしこりが増えることがあります。見た目が似た別の病変もあるため、診察と必要に応じた画像・組織検査で確かめます。
治療法
まず口腔清掃や歯石除去、修復物の調整など刺激の原因を整えます。大きい、出血する、機能を妨げる、診断が不確かといった場合には切除して病理検査を検討します。妊娠性のしこりは出産後に縮小することもあり、支障が少なければ経過観察を選ぶ場合があります。抜歯は一律に必要ではありません。
妊娠中は治療の必要性を個別判断
刺激の除去と口腔衛生を重視し、切除の要否は症状と出産後の経過を踏まえて相談します。