概要
喉頭がんは声帯を含む喉頭にできるがんです。声帯付近の声門がんでは早い段階から声のかすれが起こり、声門上部ではのどの違和感や飲み込むときの痛み、声門下部では進行するまで症状が目立たない場合があります。声がれが長引く、飲み込みにくい、首にしこりがあるときは耳鼻咽喉科を受診してください。息苦しさが強い場合は速やかに医療機関へ相談します。
原因
喉頭がんの主な危険因子は喫煙と飲酒です。大声を出す仕事をしていることだけで喉頭がんの原因とはいえません。声がれには炎症や良性の声帯疾患などもありますが、症状だけで区別できません。医療機関では内視鏡で喉頭を観察し、疑わしい部分があれば組織を採る生検で診断します。がんが確認された場合、CTやMRIなどで広がりを調べます。
治療法
治療はがんの場所、進行度、声や飲み込みの機能、全身状態、本人の希望を踏まえて決めます。早期では放射線治療または喉頭を残す手術が選択肢です。進行がんでは化学放射線療法で喉頭機能の温存を目指す場合と、喉頭を全て摘出する手術が適切な場合があります。喉頭を全摘すると声の出し方と呼吸経路が変わるため、代用音声や飲み込みを含めた支援を受けます。治療後も定期的な診察を続けます。
長引く声がれは耳鼻咽喉科へ
声門がんでは早い時期に声の変化が起こることがあります。
治療方針は声と飲み込みも含めて相談
進行度と機能への影響を踏まえ、複数の治療選択肢を担当医と検討します。