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不正咬合

最終改定日:

概要

不正咬合は、歯並びや上下の歯のかみ合わせが適切でない状態です。歯が重なる叢生、上の前歯が前に出る上顎前突、下の歯が前に出る反対咬合、前歯がかみ合わない開咬などがあります。程度や型によっては食べ物をかみにくい、発音しにくい、歯を磨きにくいといった困りごとがあります。ただし、頭痛・肩こり・めまいや胃腸の病気を、かみ合わせだけで説明することはできません。気になる症状は別の原因も含めて診察を受けてください。

原因

顎の大きさや上下の位置関係、歯の大きさ・数・生える位置などが組み合わさって起こります。歯の生え替わり、指しゃぶりなどの習慣、外傷などが関係する場合もありますが、見た目だけで原因は決められません。矯正歯科では口の中の診察、写真、歯型や画像検査などを必要に応じて行い、歯と顎のどちらに主な問題があるか、虫歯や歯周病がないかも確認します。

治療法

治療が必要か、いつ始めるかは不正咬合の種類、成長段階、生活上の困りごとで異なります。子どもの成長を利用する治療が適する場合も、成人になってから矯正できる場合もあります。装置で歯を動かす方法が中心ですが、顎の骨格的なずれが大きい場合は手術を組み合わせることもあります。治療前には期間、費用、抜歯の要否、虫歯・歯周病や歯根への影響、治療後の保定と後戻りを確認してください。一般的な矯正は自費診療で、保険が使えるのは一定の条件に限られます。

かみにくさ・発音のしにくさを相談

食べ物をかみにくい、発音しにくい、歯が重なって磨きにくい場合は、歯科・矯正歯科で現在の困りごとを伝えます。治療の必要性は診察後に判断します。

「8~15歳が唯一の適齢期」ではない

治療開始時期は歯の生え替わり、顎の成長、かみ合わせの型で変わります。成人でも治療を検討できます。

装置・手術・保定の見通しを確認

骨格のずれが強い場合は顎の手術が選択肢になります。装置の種類だけでなく、治療後の保定、費用、合併症も説明を受けて選びます。

頭痛やめまいを自己判断で結びつけない

頭痛、めまい、腹部症状には多様な原因があります。不正咬合だけのせいとせず、症状に合う診療科へ相談してください。

参考資料

  1. 矯正歯科治療について日本矯正歯科学会
  2. 顎変形症ってなに?大阪大学歯学部附属病院
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