せきの期間だけで受診を決めない
せきが数週間続く、たんに血が混じる、息切れや胸痛がある場合は医療機関で相談してください。強い呼吸困難や意識の異常、唇の色の異常がある場合は119番へ連絡します。せきが一年に3か月続くまで様子を見る必要はありません。
概要
慢性気管支炎は、気管支の炎症とたんを伴うせきが長く続く状態です。典型的には、ほかの原因を除外したうえで、たんを伴うせきが一年に3か月以上あり、それが2年以上続く場合を指します。この期間は病名を説明する目安で、受診まで待つ期間ではありません。
COPDに関係することがありますが、長引くせきだけでCOPDや慢性気管支炎と診断することはできません。喘息、感染症、胃食道逆流なども含め、原因を調べます。
原因
喫煙や受動喫煙、粉じん・刺激性のガスなどへの曝露が関係します。気道で炎症や粘液の分泌が続くことで、せき・たんが長引きます。症状の始まり、喫煙歴、仕事の環境、使っている薬、ほかの呼吸器の病気も診断の手がかりになります。
治療法
禁煙と有害な煙・粉じんを避けることが重要です。COPDを伴うか、息切れやたんの程度などを評価して薬や呼吸リハビリを選びます。抗菌薬や酸素が全員に必要なわけではありません。治療の目的と、悪化時の連絡方法を確認してください。
せき止めを続けるだけで原因の検査を先延ばしにせず、感染予防や必要な予防接種についても担当医に相談します。
診察で確認したいこと
『せきの別の原因を調べる必要はあるか』『呼吸機能検査でCOPDを確認するか』『処方薬の目的と使い方は何か』を相談してください。症状が出る時間帯、たんの変化、禁煙前を含む喫煙歴、これまでの検査結果をまとめて持参すると、経過を伝えやすくなります。