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サルモネラ食中毒(サルモネラ腸炎)

最終改定日:

概要

サルモネラ食中毒は、主に汚染された卵や食肉などを介してサルモネラ属菌に感染し、下痢、腹痛、発熱、吐き気などが起こる腸炎です。発症は食後半日~2日ほどが目安とされますが、数時間~数日と幅があり、潜伏時間だけでは確定できません。多くは回復しますが、乳幼児、高齢者、免疫が低下している人では脱水や菌が血液に広がる重症化に注意が必要です。血便、高熱、飲めない嘔吐、尿が少ないなどの場合は早めに受診してください。

原因

加熱が不十分な卵や食肉、調理器具を介した二次汚染などから感染します。カメなどの爬虫類や他の動物との接触後に手を洗わないことで感染することもあります。受診時には最近食べた食品や動物との接触を伝えてください。

治療法

診察では食歴、発症時期、下痢・発熱の程度と脱水、重症化の危険因子を確認します。必要に応じて便検査や血液検査をします。まずは水分補給が中心で、飲めなければ点滴を検討します。多くの人に抗菌薬は不要ですが、重い腸炎や血流感染が疑われるとき、重症化リスクが高いときは医師が判断します。発熱や血便があるときに下痢止めを自己判断で使わないでください。調理前・トイレ後・動物に触れた後の手洗い、卵・肉の適切な保存と十分な加熱が予防に役立ちます。

子ども・高齢者・免疫低下では早めに相談

乳幼児、高齢者、免疫が低下している人は脱水や侵襲性感染が問題になることがあります。発熱・下痢が強い、飲めない、ぐったりする場合は早めに受診します。

血便・高熱・脱水は受診の目安

血便、高熱、3日を超える下痢、嘔吐で水分を保てない、尿が減る・立つとふらつくときは医療機関へ相談します。

食歴と必要な便検査を確認

卵・肉などの食歴、発症時刻、周囲の発症、動物との接触を伝えます。重い症状や集団発生などでは便検査、状態により血液検査が検討されます。

抗菌薬と下痢止めは自己判断しない

サルモネラ腸炎の多くは補水で回復し、抗菌薬は重症や重症化リスクがある場合に検討します。血便や発熱があるときは下痢止めを自己判断で使わず医師に相談してください。

卵・肉と動物接触後の手洗い

卵・肉は適切に保存し十分に加熱します。生肉用の器具から加熱済み食品への汚染を避け、カメなどのペットに触れた後も手を洗います。

参考資料

  1. 細菌・ウイルスによる食中毒:原因微生物一覧消費者庁
  2. Food Poisoning Symptoms(2025年11月更新)CDC
  3. Reptiles and Amphibians(2026年更新)CDC
  4. Treatment of Salmonella InfectionCDC
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